欲しいので探しているのです。
僕は今まで、リジッドとかワンウォッシュのジーパンしかはいたことがないのですよね。
加工物は、何というか、偽物な雰囲気じゃないですか。
本来色落ちは自然に起きるものであって、それを人工的に再現するというのは、なんとなくずるい感じがするじゃないですか。
しかし、先日、つげ義春の「無能の人」を読んでいたらですね、美術品としての価値のある岩石について語るシーンで「加工された石はいかん!」と岩石の権威のオッサンがいうのですが、それに対して主人公が「ものの美しさというのは、それ自体から受ける印象であって、それが人工的に作られたとか自然にできたとかそういうところで評価してはだめだと思うのです」というようなことを反論しようとするシーンがでてきてですね。
それを見て、目から鱗が落ちまして。
たとえば僕がジーンズに並々ならぬ思い入れがあれば、加工物のジーンズを否定するというのは、別にいいと思うのです。
そういう人は、単純にそのジーンズを愛しているわけではなくて、そのジーンズの持っている歴史とかを含めてそのジーンズを愛しているわけですから。
(なので岩石の権威のオッサンの言うこともわかるのですが)
そういうマニアックなこだわりがあるというのはいいことだと思うのです。
しかしですね、僕はジーンズなんて大して好きじゃないのです。
まあ、バックポケットのステッチに対する思い入れくらいは多少なりはあるのですが、今まで1万円以上するジーンズなんて買ったことないですし、ジーンズがなければカーゴパンツを穿けばいいじゃないという程度の思い入れなのです。
そういうですね、ジーンズに対する意識が低い人間が「加工物はいかんね」とか言うのは、なんというか非常におこがましいと思うのですね。
大してファッションに興味がないのであれば、変なこだわりを持たずに、単純に自分にとって好きなものとか、他人からの評価が良くなるような服を着ていればいいのですよ。
それがそんなに高価でなければ。
USED加工がしてあるやつか。
むしろある程度USED加工されてないと縮むんじゃないかと不安。
1日中アメ横を歩いて1番気に入ったのを買えば良いぢゃん。