【再掲】明確な目的を持たずにウェブを徘徊させてくれ

非公開にしていた古い記事なのだけれども、自分が読んで面白かったので再掲する。
ログ上では公開日時が2006/12/16になっていたが、既に【再掲】と書かれていたので初出はもっと別の古いところかもしれない。

文章が調子に乗ってる感じで、自分が読んでもムカつくが、面倒くさいので修正とかはしない。

(ここから本文)

Googleの検索ボックスにキーワードをガンガン打ち込んで、検索結果から優良な情報だけを選別し、頭にインプット。
優良な巡回先をタブでいっぱい開いて、斜め読み。
そういうウェブの見方はちょっと疲れてきた。

もちろん、明確な目的を持って情報を得る場合はそれでいいのだけれども、「なんとなくいろいろ面白いウェブサイトを見て回りたいなー」という時もあるのだ。
一昔前だと、「俺ニュース」なんかが、まさにその欲求に答えてくれるサイトだった。
「俺ニュース」はサイトオーナーが巡回先から収集した山のような情報から選別された興味深いものを紹介している、いわゆる「個人ニュースサイト」なんだけれども、なぜか最近は個人ニュースサイトが廃れてしまっている。(なぜだろう?)

ちょっとリアルな話に変えてみる。
例えば、ビレッジバンガードは個人ニュースサイトに近い。
スタッフの厳選したサブカルチャーな商品に、手書きのポップでひと言コメント。
明確に「こんな本が欲しい!」と言うのがなくても、「ビレッジバンガードに行けばなんか面白い本が見つかるだろ」という発想なのだな。
で、それがビジネスとして成り立っている(かどうかは知らないけど、少なくとも潰れてないし、需要はある)

ウェブもそんな感じで、ある人のおすすめするモノの情報を一覧で見せてくれたらいいと思うのだな。俺ニュースみたいに。
たぶん、それはソーシャルブックマークが一番近いんだと思うけれども、その機能が今のところうまく動作していない。
まず、高水準のブックマークを毎日更新する人を僕は知らない。
さらに、国内のソーシャルブックマークサイトの中ではトップであろう、はてなブックマークはホットエントリーが偏っている。
例えば、「本家本元の俺ニュースみたいなやつ」とか「音楽の情報を中心とした俺ニュースみたいなやつ」とか「暇つぶしゲームの情報を中心とした俺ニュースみたいなやつ」とかを見たい人は結構いると思うんだな。
でも、はてなのホットエントリーに来るのと言えば、「ビジネス」とか「Mac」とか「プログラミング」とか「非モテ」である。
そして、例えば「音楽」タグで絞り込みをかけたとしても、「音楽版俺ニュース」にはほど遠いモノになってしまう。(もちろん「俺ニュースに載りそうなニュース」なんて検索はできない)

結局、Web2.0だとか集合知だとか言っても、今のところは、センスのいい人が気合いを入れて毎日更新している情報にはかなわないってことなんだな。
もちろん一人でやっていると、ある日突然サイトがなくなってしまったりということもあるだろうし、入院して更新が止まったりということもある。
そういうリスクを回避できる集合知のようなものが最終的には勝つのだろうけれども、完全に集合知に移行するにはまだまだ早すぎる段階だと思うのだ。

んじゃ、どうしたらいいかと言えば、「センスのいい人が気合いを入れてソーシャルブックマーク」をすればいいのだと思う。
もちろん、モチベーションが続くように、儲かる仕組みなども作る。
つまりはプロブックマーカーがいればいいわけだ。
ジャンルごとに特化したプロブックマーカーがいれば、まとめられる情報の質も維持できるので、閲覧者は嬉しいし、ブックマーカーも儲かるので嬉しい。
サイトオーナーも人が集まって嬉しい。
プロブックマーカーが飽きて辞めたとしても、それまでのブックマークは良質の資料として残るだろう。

Googleに習って、何でもかんでも自動化しようという風潮もあるけれども、今のところ完全な自動化は技術的に無理だから、そうやって人の手に頼るところも重要だよというお話です。まる。

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