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感傷中毒の患者 禁断症状 映画館へ走る

映画ゼログラビティ(Gravity)を見た。
これまで何度も特定のコンテンツに対して「ゲロ吐くほど面白い」というフレーズを使ってきたけれども、本当にゲロ吐くほど面白い映画は、初めてだった。
本当にゲロは吐いてないけど、本当に面白かった。

見た後にサイゼリアで安い白ワインを空けながら友人といろいろと映画について批評批判考察洞察したりしてみたけれども、何を言っても「結局、面白い映画だった」としか言いようのない映画だった。
ちなみに僕はほとんど完璧に近い評価をしていたんだけれども、僕の友人は80点台中盤という、非常にシリアスな得点をつけていた。
でも、それは大きな問題ではなかった。

帰りの電車、小田急の中で、僕は少し泣いた。
いや、結構泣いた。
声を上げなかったけど、周りの人にチラチラ見られるくらいに、泣いた。

ゼログラビティの制作費は1億ドルらしい。
仮にその1/100、100万ドル、1億円くらい僕がもらったとして、
ゼログラビティの1/100くらい面白いコンテンツを作れるのか、人の心を揺さぶる何かを作れるかと聞かれたら、たぶん、おそらく、100%の確率で無理だ。
別に僕は映画監督になりたいわけでも映画俳優になりたいわけでも映像作家になりたいわけでもないけど、インターネットを、少しだけでも面白くしたいだけだけれども。
たぶんそれは1億円もらっても、100億円もらっても1兆円もらっても全然無理だと思ったら、悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて、電車の中で少し泣いてしまった。

ゼログラビティはRotten Tomatosで支持率97%らしい。
そこまで好評を得ている映画がすごくて、悔しくて、
映画監督じゃないからゼログラビティを作らない、作れないにしても、僕は、ウェブサイトを作る人間だから、ゼログラビティが面白いという事を伝えるようなRotten Tomatosのような本当にいいサイトを作りたくて作りたくて仕方なかったはずなのに。
何なんだ、今は。

僕は悲しくて辛くてやるせなくて、世の中には本当にいい作品が溢れてる。
何なんだ、これは。

この気持ちを全部、アルコールのせいにしても、全然やりきれないぞ。