月別アーカイブ: 2015年10月

お見合い検索エンジン最適化

僕はお見合いサービスというのを利用したことがないのだけれども、話に聞く限りではどうやらざっくりとした流れとしては
1. お見合いサービスに登録
2. PC上で幾つか自分の好みに合う異性の条件を入力して検索
3. 条件に合う相手にアポイントメントを取りコミュニケーションしてデート
という感じであるらしい。

で、検索大好き人間としては「2」のフローが気になっている。
検索する側としてはどうでもいいのだが、検索される側としてSEOが可能ではないかと考えているのだ。

異性に求める数値(ステータス)というのは、大きなところで言えば、年齢、身長、体重、学歴、職業、そして資産と収入くらいであろうか。
(おそらく本気で相手を探すとなれば、長男か否かとか、親と同居してるかとかそういうややこしいものが山ほど含まれてくるのだろうけど。)

例えば体重なんていうのは一番わかりやすくSEOが可能な項目だ。
痩せすぎていれば太ればいいし、太りすぎていれば痩せて、最も検索結果に含まれやすい数値に調整すればいいわけだ。

そう考えてみると、上にあげた数値(ステータス)の中で、こればかりは本人はどうしようもないだろ、と思える残酷なものが一つある。

身長である。
本人の意思や努力でどうにもならない唯一の要素。
体重とか収入は本人の意思や努力で結構なんとかなる部分があるが、身長だけは本当にどうにもならない。(※個人の見解です)

まあ年齢とかもどうしようもない部分があるかもしれないけれど、誰もが始めは若く、それから老いていくということは共通なわけで、機会の平等という意味で言えば、一番フェアな要素である。
それに比べたら身長は、基本的に子供の頃から老いるまで、大きいやつは大きいままで小さいやつは小さいままなのだ。(※個人の体験に基づいた偏った見解です)

例えば僕は身長が164cmなのだけれども、この状態のままお見合いサービスに登録したらどうなるだろうか。
おそらく検索する側である女性は、男の身長は170cmくらいあってほしいと思うだろうし、多少ゆとりをもたせて165cmをセレクトボックスで選択して検索ボタンを押しても、僕はヒットしないのである。
セレクトボックスが何cm刻みで身長の検索ができるようになってるかは知らないが、人は物を検索するときにはキリのいい数字を選ぶのだ。
170cmの下は165cmだし、その下は160cmだ。
いちいち161cmとかを選択する人は、おそらく検索者が女性であれば「自分の身長(161cm)より背が高ければ」というように例外的に明確な意図を持った人だけだろう。
そういうことを考えていくと、身長164cmの僕というコンテンツがお見合い検索エンジン上でヒットする確率は相当低いのだ。

そしてお見合いサービスの登録から一週間が経過して、僕はPCでサービスにログインしてマイページを開き「自分が検索でヒットした回数」とか「プロフィールが見られた回数」とかを確認して、その数の少なさに僕はショックを受けてスタッフに相談するのだ。
「僕の何が悪いのですか!」と。
そしたらスタッフは言うわけです。
「やはり当サービスの検索履歴のビッグデータを解析してみても身長は165cm以上を基準に検索される女性が多いので… そうですね、ひとまず登録情報の身長の項目を165cmに変更しましょう。大丈夫です、これくらいのサバは誰でもよんでます。私が先日担当した女性も体重を3kg軽めに登録しましたから」

オーノー。

生涯の伴侶を見つけるために、出会う前から嘘をつかなきゃいけないのか。
そして、相手も嘘をついているかもしれないと疑ってかからなきゃいけないのか。

アホくさい。

俺はブラックハットSEOに手を染めるくらいなら、最初から何もやらない。

お見合いなんてクソ食らえだ。