本を買うルール 2013

僕は漫画を買ったときには、最低最初に一回読んで。
で、仮につまらなかったとしても、本当につまらないのかを確認するために、もう一度読んで。
それでもつまらなかったとしてもサヨナラする前に一度だけ読むようにしていた。

けれども、それはものすごい暇で暇で暇で暇でしょうがない時だったからできた芸当で、
今はわりと時間がないので、
最初一回読んだらそのままほったらかしになってしまってる本が多すぎて、
結果、本棚が崩壊した。

本棚の崩壊を機に、もうちょっと本の管理ルールを改めようと思った。

購入のルール

1000円以下の本は、迷ったら、買う。
3000円以下の技術書は、迷ったら、買う。
定価の半額以上の古本は、新品で買う。
古本で全部100円とかだったら最後まで一括で買う。

保管のルール

基本は連載中の作品、買いそろえている途中の作品、非常に気に入っていて読み返しまくってる作品だけ本棚に置く。
1巻だけ買って続きを買おうか迷った本は、一度見なかったことにして段ボールに詰めておいて後でもう一度見る。
連載のペースが遅い作品については一時的に段ボールに待避させる場合もある。
完結した作品は、早めに段ボールに待避させる。

サヨナラのルール

家まで来てくれる古本屋に売る。
巻数が多いものは、それだけ場所を取るという以上に、相当数売れているので安価に再入手しやすいので、優先的にサヨナラする。
逆に小説や実用書などの場合は再入手しようにも高いし、そもそも本棚であまり場所を取らないのでとりあえず段ボールに待避させる。

という感じで

もう本棚は崩壊させないようにしようと思います…

パスワード入力中は目をそらすのがマナー、なのか?

先日友人に「友人家族間や職場では他人がパスワードを入力するときには目をそらすのがマナーだろ」と言ったら「そんなマナーは聞いたことさえ無い」と返されてしまった。

ググって見ると、確かにそういうマナーを勧めているところ(例:青山学院大学(PDF))もあるんだけれども、それほど一般的に浸透しているマナーというわけでもないようだ。

もちろん大前提として「パスワードは入力しているのを見られないようにする」というものがある。

まあPCに関しては打鍵が早ければそれほど気にするほどのものでも無いかもしれない。
しかし誰かと一緒にいるときにスマートフォンで全く見られること無くパスワードを入力するのは至難の業である。
パスワードロックにしてもパターンロックにしても、数回入力されてるのを見られたら、パターンがわかってしまう。(実際2度ほどパターンがばれてロック外された)

スマートフォンのロックは紛失した際の保険の意味合いが大きいし、パスワードというもののセキュアさを最終的に他人のマナーに頼ってしまうのはいかがなものかとも思うが、15Pub読者諸氏はこのマナーについてどうお考えだろうか。

社内でジュークボックス的にBGMを流したい

仕様書

基本思想
1.事務所内で社員が楽しむためだけに聞く(とりあえずJASRAC管理楽曲に関しては金が免除されるらしい)
2.社内なら誰でも流す音楽を追加できる。
3.あまり激しい曲流されるとウザいので、自己規制、またはある程度明略化された流す曲目のルールを決める。
4.あまり同じ曲を連続で流されるとウザいので、同じ曲は1日1回とか、一度にジュークボックスに登録するシステムが必要。

デバイス
1.LAN以上のネットワークに繋がっており、ワイヤレスに転送可能。
2.転送者の名前とか出る。
3,匿名投票によりNGが多かったら曲が止まる。

制限
1.電話が来ると止まる。
2.来客来ても止まる。
3.会話中にはボリュームが下がる

贅沢
1.ものすごいいいスピーカーで聴きたい。

課題
1.音楽嫌い、特定のジャンルは聞かない人をどうしようか。

ハードをそろえるのは何とかなりそうだけど、システム的な対応がムズい。
この要望にぴったりなアプリとか出てたらおもしろいんだけど。

1番いいと思う設定をしてきたけど、間違いだったかもしれない

僕はうどんを食べるとき、七味を山ほどかけていた。
もう冬なんて特に。
やっぱ寒いときには七味たっぷりかけすぎたくらいのうどんをズルルッ!と食って体温めなきゃな!くらいの気持ちだった。

で、ある日ある女性と一緒にうどんを食ったときに「最初からそんなに薬味を入れるのは作った人に対して失礼だ。まずはプレーンで食べなさい。」と言われた。
当時の僕はまだ尖っていた時期だったので「俺にとってのうどんの七味っていうのは、寿司で言えばワサビなんだよ。デフォルトで用意されてるものだ。最近はない方がいいという人もいるから、無い選択肢でも提供されるのだ。そりゃあ俺だってカレーに、それも食ったことのないカレー屋に行ったときに、いきなりソースをドボドボかけるような連中は嫌いさ。まずは一口食べてから調節しようぜ、と思う。でもうどんに関しては、これがデフォルトなんだ。標準なんだ。」と反論した。
そしたらその女性は少し僕の顔を見た後、返事をすること無く七味の入っていないうどんをズルズルと食べ出したので、僕も七味の山ほど入っているうどんをズルズルと食べた。
その話はそれっきりだった。

それから数年経った今。
今さらながら彼女の助言が正しかったような気がして、外食してうどんを食べるときには、まずは何も載せずに食べることにしている。
結局一口二口食べた後に七味を山盛りにしちゃうんだけど。
でも、寿司のワサビと違って、うどんの七味はこっちで完全にコントロールできる。
テーブルの上に七味が置いてあるのだから、好きなときに好きなだけかければいいのだ。
七味をかける権利はいつでもあるのだから、まずはシンプルなものから食べて、少しずつ味付けを変えて楽しんでいけばいいのだと思うようになった。

当時の僕に足りなかったのは変化を楽しむ余裕だ。
僕は七味がてんこもりのうどんが一番良いと思ったらそれだけを得ようとしていた。
でも実際は、いくら好きなものでも毎日食べれば飽きるように、たとえ1食のうどんの中でも、少しでも味の変化が作れるのであれば、それを楽しんで食べられればもっと美味しく食べられたはずだ。

今日もまた、僕はそんなことを思い出しながら、何もかけないうどんを一口だけ食べて七味をかける。

ガラケーは本当に終わってしまったのか

ある知人のガラケーメディアの広告収入を聞いたら、ここ数年で1/100まで落ちたそうだ。
もちろんPVも相当落ちてるらしいけど、それでもPVは1/10くらい。
で、さらに広告単価が1/10して1/100。
(もちろんかなりアバウトな数字だけど)

もはや中規模以下のサイトでガラケー向けのシステムは(コストの都合で)現状維持することさえ至難の業であると思わざるを得ない数字である。
しかし困ったことにガラケー向けページにスマホのアクセスがわりとあったりするので、その辺をPCのサイトとどう融合していくのか、というので悩んでいるらしい。
レスポンシブルなのか、完全な切り分けなのか、URLはどうするのか、と。
過去の遺産をきっちり引き継ぐには相当な苦労が必要のようだ。

一方、スマホ業界(の広告)は相変わらず景気がいいようだ。
スマホ黎明期当初の超バブリーな感じほどではないけれども、相変わらずウェブもアプリもいろんな広告手法とアドネットワークがあって、お金にしやすいらしい。
(僕はスマホ向けのマネタイズは全然詳しくないから完全に又聞きの情報なんだけれども)

既存の中規模のガラケーサイトをM&Aしてスマホ向けにリニューアルをして再起を図るビジネスとか、以外と今からでも行けるんじゃないかとか、そんなことを夢見る深夜3時。

電話番号を晒した10年

もともと昔からインターネットカルチャーの中では「電話番号を晒す」という文化が、(特にサイト管理者側には)多少あったんですよね。
ルーツをたどるとどこになるのかはわからないんですけど、僕が一番影響されたのは西村博之さんが電話番号晒してたことです。
たしか「メールを送れない人も居るから最終手段として電話で連絡してほしい」という意味合いで公開していたと聞いた気がするのですが、もう10年も前のことなので全然、確かではないです。
で、その影響か、匿名掲示板の管理人は、わりと(実名を晒さないのに)電話番号だけ晒すみたいなことをしている人が多かった気がします。
それぞれの管理人がどういうポリシーで公開していたのか、今となっては確かめようがありませんが、僕は西村博之さんに影響されて「最終手段の連絡先で」というくらいの気持ちで公開していました。

そんなポリシーがあるのかないのかよくわからない状態で電話番号を公開し続けていたらいろいろありました。

・削除依頼が電話でかかってくる
僕のコミュニティはわりと削除依頼があれば積極的に削除するスタイルなのですが、電話で削除依頼が来るとなかなか大変です。
URLを口頭で伝えるわけにも行かないので、対象の書き込みがどこなのかという説明からしてもらわなければいけませんし、たいてい電話をかけてくるのは悪意のあるユーザーに悪口を書かれたので消してほしいという内容の話なので、なかなかお互いに落ち着いて話をするというのが難しいです。
今時はさすがにメールを送れない人もいないと思うので、連絡先として電話番号を書かない方が、スマートに連絡を取りやすい気がします。

・たまに脅迫も来る
僕はあまりコミュニケーションが上手じゃないので、削除依頼の電話の先で「お前の家に乗り込んでやろうか!」とか脅されることもありました。
今となっては懐かしい思い出です。

・警察からの電話が来る
なんか警察ってメールよりFAX、電話って感じなので、とにかくサイト上のトラブルなどは連絡が電話で来ることが多いです。
最初の頃は警察から電話が来るたびに驚いていたんですが、そのうち慣れました。
たいてい内容をメールで再送してもらいました。

・女の子から電話が来る
顔出しして電話番号晒して変なことをやってると、物好きな女の子から連絡が来ることがあります。
男から連絡が来る場合は必ず一緒に晒していたメッセンジャーとかSkypeのIDなんですけど、LINEが流行ってもいなかった当時は、女性にとってはやはり電話というシンプルな連絡手段が良かったんでしょうか。

と、まあそんな感じの小規模な連絡が電話で来ることが何回かありました。
が、別にそれで何かあったわけでもないし、最終的にメールで連絡取ることになるのであんまり電話番号を公開している意味がないなあ、と思って数年前にあまり公開しないようにしました。
(なのでこの記事のタイトルは誤りで、実際は7年くらいです。)

下北沢フロントホックスは解散しました

といっても、別に何か活動したわけじゃなくて、先日二人で「やろう!」と思って立ち上げた名前なので速攻で解散したからどうってわけじゃないんですけどね。

1週間くらい前のその日、僕は10年来の友人と秋葉原にいて。
NHKの公開収録を冷やかしたり、アニメコラボのメイド喫茶を冷やかしたりしていたんだけれども、「なんか腹減ったね」ということで、イートインがあるという噂のライフ神田和泉町店に行ったんですよ。
コンビニのイートインは最近よく見るけど、スーパーのイートインって!
パン屋とかポッポのイートインならともかく、普通に買ったものを食べられるなんて!
と、テンション高めに向かったんですけど、向かうのが遅くて、ちょうど20時のイートインコーナー終了くらいの時間にライフに着いたんですよ。
(まあ、今思うと半額タイムを過ぎてイートインを解放しているのはいろいろ不都合があるというアレなんでしょうか)
しょうがないので一応イートインだけには座ったんですけど。
さすがに何も食べるものがなくて、スーパーコーナーで買ったら98円で買えるはずの、イートインコーナーの自販機で買った150円のソルティライチくらいしか口にするモノしかないので、一瞬で飽きるんですよ。
なんか他にはパソコンで仕事してる人しかいないし。

で、ここにいても何もないから、酒でも買って飲みながら秋葉原に戻ろうとしようぜ、ということで、アル中寸前の僕ら二人はアルコール度数3%くらいの軽い酒を1本ずつ買って。
で、ぶらぶらしながら秋葉原方面に戻ったんですよ。

そこで帰り道に、僕が三井記念病院の前で、メイドさんが頭につけてる芯のない白いヒラヒラのカチューシャ見たいのを見つけたんですよ。
で、「これ!これ!メイドさんが頭につけてるアレじゃないですか!」って興奮気味に同行のTさんに行ったら、「えー、そんなのブラジャーだろ。ブラジャー。どう見てもブラジャー」とか言うわけですよ。
まあ、そう言われてみるとブラジャーみたいに見えてくるのが不思議なんですけど、でもブラジャーってわりとガッシリした作りじゃないですか?
そういう感じじゃなくて、ヒモパンみたいな感じなので「やっぱりメイドさんが頭部に装着しているアレですよ!」って言ったのに全然伝わらなくてものすごい悲しい思いをしたのです。

で、ブラジャーの話をしていて思い出したのです。
そういえばブラジャーで大失敗したことがある、と。

何年前になるか、もう思い出したくもないくらい前なんですけど。
とある女の子と何回かいい感じになって、その日も彼女と「よし、やるか」くらいの気分で、軽く言い訳程度に口づけをして。
彼女のシャツのボタンを上から順に外して、上半身を露わにさせて、最後の砦であるブラジャーに手をかけたんですよ。
そうしたらその瞬間、彼女から「わたしフロントホックなんてつけたことないんだけど」という声が聞こえるんですよ。
「ええ?」って思って手元を見たら、確かに自分はブラジャーのフロント連結部分に手を伸ばしていて、そこを回転させて上下にずらして外そうとしているんですよ。
あれ?なんでだ?
フロントホックのブラジャーなんて外したことないのに。
あれ?ないっけ?
よく考えてみたら5年前(当時から)くらいに、フロントホックのブラジャーを外したようなことがあるような記憶が…
彼女はその間も「誰と間違えたのよ!」と大激怒して詰め寄る始末。
もう何も逃げ道がないから、仕方なく無言でテレビをつけたら、ちょうど「ゆるゆり(一期)」をやっていて、「うわー、ゆるゆりやってるよ。これEDがものすごいいいんだよー」とか、全然関係ない話に誘導したのに、彼女は全然聞いてくれないで、服を着だしている始末で。
「もう、フロントホックとか不幸を招くシステムはやめてくれよ!」って思ったんです。

で、その話をしたら、その友人がものすごく面白がってくれて「下北沢フロントホックスとか作れよ。とりあえず何やるかは決めなくてもいいからさ」とか言ってくれて、「じゃあ、いっちょドメインでも取るか」と思って家に帰ってフロントホックについての関連情報を調べたら、既に「フロントホック」って名前で活動してるバンドがいて、なんかカブっててやだなー、ということで下北沢フロントホックスは活動を開始する前に解散したのでした。

何を書いているのかわからないでしょう。
書いている僕もいまいちよくわかりません。

それはきっと、プレミアムモルツ5杯と端麗500mlのせいなので、別に気にしなくて良いのです。

ただ、下北沢フロントホックスという企画が立ち上がって、すぐに没になったという、単純な事実があるだけなのです。

自分が手に取ろうと思ったCDを同時に別の人が取ろうとして、手が触れあってお互いに「あっ…」みたいなラブストーリーは突然にな事件

一度だけ遭遇したことがある。

忘れもしない大学生の時の、暑い夏の日、俺は市立の中央図書館に来ていた。

暑い日の図書館というのは最高だ。
空調は完璧だし、死ぬほど本があるから暇つぶしには事欠かない。
そんな中、俺はまずCDコーナーに向かうことにした。
府中市の図書館というのは、最新アルバムに関しては100%借りられていて、何十人という順番を待たなければ借りられないような状態だったのだが、ちょっと昔のCDに関しては、わりと借りる人が少なく、予約せずにスムーズに借りられるので、旧作をメインに攻めていたところだったのだ。

その日のお目当てはミッシェルポルナレフ。
JOJOにポルナレフが出ていたのと、スピッツがシェリーに口づけのカバーをしていたのと、Flashアニメでシェリーに口づけを使っていたのが流行っていたので、もう借りてちゃんと聞くしか選択肢がない!と思い、熱い直射日光の中、自転車をこいで中央図書館まで来たのだった。
さすがに夏休みは人が多いが、そのほとんどは週刊誌コーナーなどに集まっている。
CDを借りようという人は、あまりいなかったようだった。
階段を上って3階まで行くと、狭い個人レンタルレコード店のような光景が広がる。
ポルナレフ以外にも目的のCDはあるが、とりあえずはポルナレフだ。

最初「ミ」で探していたが、外国人ミュージシャンの場合は「ポ」の方に並んでいるらしくて、「ポ」の方を見に行く。(これはいつも間違える)
あった、「シェリーに口づけ」だ。
目的物を捕捉した俺はハンターのごとく右手の人差し指をCDの上部に引っかける。
と同時に、自分のものではない手が同じくポルナレフの「シェリーに口づけ」にタッチしているではないか。
こいつは、上からフックして取るタイプではなくて、左右のCDをずらして隙間を作り、親指と人差し指でつまんで引っ張るタイプだ。

と、そこまで分析して、ふと相手の顔を見る。

普通の好青年だった。

確かに僕は期待していた。
CDショップで同じCDに手を伸ばす男女。
本屋で同じ本に手を伸ばす男女。

フィクションの中ではいつもそうだった。

しかし冷静に考えれば、あらゆる事象がバッティングするとき、相手の性別の確率はおおよそ50%が女であるが、おおよそ50%が男であるのだ。
僕は1/2なら悪い方向を引くタイプだ。
バターを塗ったトーストを落としたときは、ほとんどの場合、バターを塗った面が下に落ちるタイプだ。

となれば、同じ瞬間にCDを手に取るという奇跡に出会う相手は、もちろん男だったのだ。

ちなみにバッティングしたその後のことは全く覚えていない。
お互いに譲り合った記憶はあるのだが、結局どちらが借りたかも覚えていない。
僕がその後ミシェルポルナレフのシェリーに口づけを聞いたのかも覚えていない。

ただ、現実で奇跡は起こるが、その奇跡というのは案外残酷なものだという記憶だけははっきり残っている。

デザインをするときには女の子のパンツを念頭にデザインしている

もっとも、僕がデザインする機会なんてほとんどないんだけれども。
それでも少しくらいンポリシーは持ってデザインをしたいと思っているという話をしたいと思う。

今から4年ほど前、当時好きだった女の子にこんな話を聞いた。
「ねえ、知ってる?女の子のパンツにリボンがついてるのは、ただの装飾目的ではなくて、前後表裏のわかりにくい女の子のパンツの全面を明示するという機能性も兼ね備えているんだよ」

その言葉を聞いたとき、僕の体に衝撃が走った。

僕はもともとデザインというのは、ある程度機能性を追求した結果であって、最終的なマーケティングの調整上、理にかなわない部分があるにせよ「使いやすい形を追求したらこうなりました」というのがプロダクトのデザインだと思っていたのだ。
いわゆる機能美を重要視する思想を持っていたのだ。

しかしそういった認識を持っていた僕の状況は一変する。
僕の好きな某デザイナーが「自分がデザインしたハサミと(もっと一般に普及した使いやすいという評判の)ハサミ、二つあって、忙しいときだったら使いやすいハサミを使っちゃうかもしれない」と発言していたのだ。

これにはいささかショックであった。
デザインとは機能性の追求であり、最終的な味付けとして機能性以外のものが含まれる場合もあるという認識だったのに、それを根本から覆されてしまったような感じだったのだ。
(もちろん、そのあとそのデザイナーは、自分のハサミが存在する理由として素敵なことを説明していたのだが、それはいったん置いておく)

果たしてデザインとは何なのだろうか。
見た目のかっこよさなのか。
使いやすさを追求した機能美なのか。
製造コストの安さなのか。

デザインに対して全く答えが出ない自分のところに舞い込んできたのが、冒頭で書いた「パンツのリボン」の話である。
これは本当にすばらしい。
「装飾」でもあり「機能」でもある。
デザイン論としては非の打ち所がない。

他のジャンルで同じように「装飾性」と「機能性」を兼ね備えたデザインはあるのだろうか。
パッと思い出せる範囲で考えてみたけれども、どうも見つからない。
きっとパンツにリボン装飾を施すというのは、他に例を見ないほどに、まさに奇跡的な発想だったのだろう。

最近はフラットデザインが流行ってきていて「装飾性」より「機能性」を重要視する傾向がある。
僕は使いにくい装飾をされたデザインより、シンプルな使いやすいデザインの方が好きなのだけれども、最近のフラットデザインなサイトを見ると少しばかり無味乾燥な気がする。
機能性を重要視するのもいいのだけれども、そこに装飾性を含めさせるような、まるで女の子のパンツみたいなデザインが、これからの主流になってほしいと思う。

古いケータイを処分した

使ってない古いケータイというのはモロゾフのプリンカップや峠の釜めしの釜と並んで、今後使う機会があるかわからないけど一応とっておこう。と思わせるもののトップクラスだが、そんな使ってない古いケータイを先日、処分した。

処分したケータイはau、docomo、softbank、willcomの計10台。
オールスター勢揃いだ。

そもそも以前、一度処分しようと思ったことがあったのだが、そのときは各端末のキャリアに持ち込んで処分してもらわなければいけないと誤解していたのと、auの販売店で回収したケータイを横流ししていたというニュースを見たため、なんだかいろいろ面倒になってやめてしまったのだ。

そしてそれから1年ちょっとが経ち。
昨年末にスマートフォンに乗り換えたし、ガラケーたちを処分するタイミングは今しかない!
ということで再び使ってないケータイの処分について調べてみることにしたのだ。

1.どこでもキャリア関係なく回収してくれる
au, docomo, softbank, willcomは「モバイル・リサイクル・ネットワーク」という自主活動組織に属していて、どこのキャリアの端末でも回収するようになっているそうです。

2. みんなケータイパンチャーを備えてる
4キャリアともにケータイパンチャー(ケータイに穴を開ける機械)を店頭で備えているようです。
データ保存部分自体を破壊してくれる訳ではないようなのですが、単純な横流しを防ぐという意味では大きいでしょう。
特に電源が入らなくて何のデータが入っているのか確認さえできない端末とかではありがたいサービスです。
(ただ基本的にはデータは削除(端末リセット)してから持ち込んだ方がよいでしょう)

3.電池や充電器も回収してくれる
完全なトータルサポートです。

おお、すばらしい。
これならどこのショップに持ち込んでも完璧な回収がされるではないか。

ここで普通なら、一番契約期間も長く今現在もメインで使っているauに持ち込むところですが、auは上に書いた事件がやはり気になる。
こういう時に迷ったらやっぱりドコモかなー。というわけで、近所のドコモショップに持ち込みに行ってみました。

入り口でオネーサンに「ケータイの回収お願いしたいんですけど、他のキャリアでもイイスか?」と確認をとって整理券を受け取り、そして番号が呼ばれたらカウンターに行って、端末と充電器とバッテリーの入ったレジ袋を渡す。
破棄前にショップがシリアルナンバーなどを控える必要があるので、台数が多いのもあって15分くらいかかると言われ、置いてあったMONOQLOを読んで待つ。

シリアルナンバーの控えが終わったら、お待ちかねのケータイパンチャーである。
スタッフのオネーサンに「申し訳ないんですが、当店ではケータイに穴を開けるところまで確認していただくことになっているんですよ…」といわれる。
「いえ!むしろそれが楽しみで来ました!」と言ったら意外そうな顔をされた。
話を聞いてみると、長年連れ添ったケータイに穴を開けるというのは、愛着を持っていた人にとってはつらいものなので見たくないという人も多いそうで、毎回こんな風に言うようだ。
まあ一般的にはそうなんだろうが、僕は(というか大抵の男はそうだと思うんだけど)分解とか破壊にものすごく心を惹かれるので、是非ともそういうのは見てみたいのである。
家とかビルの解体を見かけると何故か心が躍るのである。
と、女性のスタッフに力説しても全く通じなさそうなので、何も言わずに僕はぼんやりとパンチャーが設置されるのを眺めていた。
「ケータイに愛着を持っている人が多いのなら、そのうちケータイを供養して処分するサービスとか出てきそうだな。いや既にありそうだな」なんてことを考えながら。

パンチャーにケータイがセットされ、ケータイが壊される。
ドライバーのような金属の釘が、ぐさり、ぐさりとケータイに刺さっていく。
やはりケータイというのはハードな使用にも耐えられるように頑丈に作られているのか、女性スタッフは両手でめいっぱいの力を入れて、一つずつケータイに穴を開けていく。

一つのケータイに開けられる穴は4つくらいのようだ。
聞いてみると「電源キー、決定キー、5キー、SDカード読み取り部分」に穴を開ける決まりになっているそうだ。(うろ覚えなので正確ではないかもしれない)
それで基板が確実完全に壊れるという保証にはならないらしいが、たいてい場合その辺りに穴を開けると基盤の中心部を破壊できるということらしい。
スマートフォンの扱いについて聞いてみたら、液晶部分は液晶漏れとかがあるから手を出せず、下部のボタン部分のみを破壊するんだとか。
僕は物理キーがないタイプのスマートフォンを使っているので、そういう場合はどうするのか気になったけれども、他キャリアの端末についていろいろと聞くのは失礼な気がしたので止めた。

そして、素知らぬふりをして混入させておいたイーモバイル(契約キャリアはsoftbank)のデータ端末も、
「こちら、ボタンがないので特に破壊しないで回収しますね」
ということで無事に回収された。

そうしてすべての手続きが終了したので、回収した端末のシリアルナンバーの控えの用紙をもらって僕はショップを出た。
ドコモスタッフの対応は終始非常に良くて「やっぱりドコモだよなあ」と思いながら、auの端末で時間を確認した。
10台の端末の処分は30分ほどですんだようだった。